認定看護師教育課程をいざ受験しようと考えた時、その情報はなかなかネット上にはありません。(筆者自身が探し出せないだけかもしれませんが…)ましてや、受験の際にどのような参考書を使用して勉強していたかの情報はありません。
そして、認定看護師と言っても、様々な分野があり、自分自身が受験したい分野の情報はなかなか出てこないのが現実です。
じゃあ、キャンタマの分野であるクリティカル領域の受験ではどんな本を使って勉強したの?
今回の記事では、クリティカ領域教育課程受験を実際に受験したキャンタマが使用していたおすすめの本3選!をご紹介します。
・認定看護師教育課程受験(クリティカルケア領域)におすすめの本3選!
【結論】認定看護師教育課程受験(クリティカルケア領域)におすすめの本3選!
- イラストでわかる!!ICUナースの生体侵襲ノート
- 病気がみえるvol.4呼吸器
- 病気がみえるvol.2循環器
私自身が1番苦手だったのは、「生体侵襲」に関してです。クリティカル領域では、重症な患者さんが多く、看護を行う上で生体侵襲を理解することは非常に大切なことだと思います。
この書籍は、わかりやすいイラストで理解しやすく、生体の恒常性や侵襲による生体反応、侵襲と疾病・病態まで網羅されています。
また、執筆者の多くは集中ケア認定看護師の方で同じ目線で、私たちが理解しにくい箇所を細かく解説してくれています。
キャンタマ自身もこの本には大変助けられました。
そして、様々な基礎になる解剖生理を理解する上で、「病気がみえる」シリーズは私自身時間がない中での受験においては、わかりやすかったです。新人看護師の方にもおすすめできる本であり、下記の記事でも新人看護師の方にもおすすめしている本です。
このほかにも様々な本を使用して勉強しました。下記の項目でご紹介します。
認定看護師教育課程受験(クリティカルケア領域)に必要な知識とは?
- 解剖生理(呼吸・循環・脳・代謝)と疾患や看護
- 周術期看護
- 生体侵襲
- 外傷関連
- 栄養関連
- 人工呼吸器関連
- 様々なプロトコール
- 最新のガイドライン(PADIS、ARDS、敗血症ガイドラインなどなど)
- ABCDEFGHバンドル
- PICS/PICSーF
認定看護師教育課程受験(クリティカル領域)に必要な知識は、上記の様な内容になります。
実際にどんな内容がテストに出たの?
やはり基本は、「解剖生理はそれに付随する疾患や看護」に関することだと思います。実際に受験してみて、それ以上によく試験に出たと感じているのは、「様々なプロトコール」「最新のガイドライン」がよく出たと思います。
認定看護師を受験しようと考えている方は、様々な最新の知見を得ていると思います。日々臨床で実践している内容を、再度ガイドラインや書籍で再確認していくことが大切だと思います。
そして、話題になっているトピックスなども押さえておいたほうがいいと思います!
認定看護師教育課程受験(クリティカルケア領域)の勉強法とは?
- 解剖生理(呼吸・循環・脳・代謝)、生体侵襲の復習
- 解剖生理(呼吸・循環・脳・代謝)に関する疾患や看護
- 周術期、外傷関連
- 人工呼吸器関連
- 最新のガイドラインやプロトコール
認定看護師教育課程受験しようと考え、受験までに準備した勉強期間は、約半年間です。半年間での合計勉強時間は、私の場合は600時間程度勉強を行いました。
まず初めに行ったことは、解剖生理(呼吸・循環・脳・代謝)、生体侵襲の復習です。ご紹介した本を使用してまずは解剖生理(呼吸・循環・脳・代謝)、生体侵襲を学び直して、それに付随する疾患や看護に関して学びを深めました。
その後は、周術期・外傷関連や重症患者の栄養関連、人工呼吸器関連やそれに付属する看護を学び直しました。
そして、最新のガイドラインやプロトコールも並行して情報収集して、学びを深めました。
量が多い!!
そうだね。認定看護師教育課程受験は大変だけど、クリティカル領域はいい意味で広く浅くって印象かな。
おすすめ
おすすめの本3選!以外の参考書とは?
上記の他にも、様々な本を使用して学びを深めました。ここでは、先に紹介した「おすすめの本3選!」以外の参考書をご紹介します。
- 人工呼吸器関連:「WEB動画で学ぶ人工呼吸器管理」「机上演習で学ぶ人工呼吸器トラブルシューティング」
- 最新の知見:「ICNR」「重症集中ケア」「INTENSIVIS」
- フォロワーさん情報:クリティカルケア看護
人工呼吸器関連に関しては、下記の記事でもご紹介しましたが、「WEB動画で学ぶ人工呼吸器管理」「机上演習で学ぶ人工呼吸器トラブルシューティング」で学びを深めました。人工呼吸器に関することは、上記2冊で学びを深めると思います。
最新の知見に関しては、「ICNR」「重症集中ケア」「INTENSIVIS」で学びを深めていました。施設によっては、部署で書籍を購入しているところもあると思います。
これらの書籍は、わかりやすく最新の知見を紹介してくれているので、非常に参考になりました。
また、フォロワーさん(雪花さん)からご紹介いただいた「クリティカルケア看護」もおすすめです!
認定看護師教育課程受験(クリティカルケア領域)に大切なこと
日々の臨床での学びでの振り返りが大切
認定看護師教育課程受験(クリティカル領域)に大切なことは、「日々の臨床での学びでの振り返りが大切」です。
改めて学ぼうとすると、膨大な時間がかかり、受験するまでにかなりの準備期間が必要だと思います。
日々の患者さんを受け持つ際に、「わからなかったこと」「疑問に思ったこと」をその日のうちに振り返ることが大切であり、その積み重ねが大切だと思います。
特にクリティカルケア領域の認定看護師教育課程受験に関しては、範囲が膨大で学ぶことが非常に多いと思います。
日々の積み重ねが大切だと思います。
キャンタマ自身が大変な思いをしたので、日々の積み重ねって大切だなと実感しました。
まとめ
今回の記事では、認定看護師教育課程受験(クリティカ領域)で実際に受験した時に使用したおすすめの本3選!をご紹介しました。
認定看護師教育課程受験の情報はなかなか無く、私自身も受験する際に、何で勉強すれば良いのかわからず苦労しました。今回の記事で、認定看護師教育課程受験(クリティカ領域)をする方の参考になれば幸いです。
また、認定看護師教育課程受験では多くの費用が必要です。施設によっては費用を補填してくれる施設もあります。
金銭面で不安があるなかで、認定看護師を目指している方であれば、転職をして新たな施設で補助を受けながら認定看護師を目指すのも一つの手です。下記の記事では、転職におすすめのサイトをご紹介しています。参考になれば幸いです。