看護師や介護士の皆さんは、どんな時に資格の取得や学びを深めようと思いますか?
もちろん患者さんや利用者さんに、「最善の看護や医療が提供できるように」することを目指して!と思う方もいるかもしれません。ですが、多くの方は「わからないこと」や「不安なこと」がある時に学びを深めよう!と考える方が多いと思います。
日々の忙しい業務の中で、看護師や介護士の皆さんは、様々な『不安を持ちながら働いている』ことが多い職業です。キャンタマ自身も、多くの不安を抱えて働いている1人です。その中で皆さんは、日々の業務の中でこのような不安はありませんか?
・突然の急変で対応できるか不安
・どのタイミングで医師や病院に繋げばいい
・急性期について学びたいけど学び方がわからない
こんな不安を持っている方におすすめの資格として
「急性期ケア専門士」をご紹介します。
・【急性期ケア専門士】の概要
・【急性期ケア専門士】を取得するメリット
・【急性期ケア専門士】合格にするためにおすすめの勉強法
・【急性期ケア専門士】以外の急性期領域における様々な資格
【結論】急性期ケア専門士合格にするためにおすすめの勉強
協会認定テキスト及び時事問題
急性期ケア専門士試験の出題範囲は、「協会認定テキスト及び時事問題」になります。
この出題範囲を網羅しているは、「協会認定テキスト」になります。この協会認定テキストを完璧にマスターすれば合格に近づくと思います。
また、その他の出題範囲として時事問題が挙げられています。この時事問題は何が出題されるかはわかりません。
まぁ、医療系における時事問題と言ったらあれだよね!?
だよね!名言はしませんが、ここ数年は医療現場は大混乱だったもんね!きっとその可能性が高いよね!
合格が全てではなく、その過程でどのような学びを得たかが大切だと思います。ですが、合格して資格を取得することに越したことはないので、この「協会認定テキスト」を繰り返し見直し学びを深めることが大切だと思います。
急性期ケア専門士とは?
急性期ケアを学び、シームレスな連携で、命をつなぐ専門士
日本急性期ケア協会ホームページより引用
急性期ケア専門士とは、日本急性期ケア協会が認定している資格です。
超高齢化社会では、状態が悪化するするリスクのある患者さんや利用者さんが、在宅で様々な支援を受けながら生活する可能性が高くなります。
その状態で大切になるのが、それら患者さんや利用者さんを支える人(看護師・介護士・リハビリスタッフなど)の「状態の変化を察知」「アセスメント」「初期対応」「医師へ繋げる」事だと思います。
急性期ケア専門士の資格を取得する過程では、下記のことが学べます。
- 突然の急変対応に自信が持てる
- 病状の変化対する知識を深めることができる
- 初期対応を学ぶことができる
- 資格取得後も継続して学びを深めることができる
病院内で働いている人にはもちろんだけど、地域で患者さんや利用者さんを支えている職種の方にもおすすめな資格だね!
キャンタマもそうだけど、何か目標や不安なことがないとなかなか勉強しないから、この資格を取得を目指すことで学びを深められるしおすすめの資格です。
日本急性期ケア協会とは
日本急性期ケア協会は『命のバトンをなめらかに』をミッションに、誰もが自由に学び、語り合い、人とつながることができるコミュニティです。
日本急性期ケア協会ホームページより引用
日本急性期ケア協会は、日本DMAT看護師や救命士、救急看護認定看護師、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師、家族支援専門看護師、認知症看護認定看護師、精神科認定看護師、慢性疾患看護専門看護師などの様々な分野のプロフェッショナルで構成されています。
その方々が執筆された「公式テキスト」をもとに学びを深め受験して合格すると得られる資格が「急性期ケア専門士」になります。
私の勝手なイメージですが、急性期病院の看護師を対象としているというよりは、在宅や回復期や慢性期病院領域の看護師の方や、介護士やそのほかのコメディカルスタッフを対象とした資格制度の印象です。
もちろん急性期病院でも急変は起こります。急変を未然に防ぐための観察や、急変時の初期対応などを学ぶことができるので、急性期病院の看護師の皆さんにもおすすめの資格制度だと思います。
すごい様々な分野のプロフェッショナルで構成されてるんだ!
キャンタマと違って、そんな人たちが執筆したテキストって学びを深めれそうだね!
まぁそうだね。
受験資格
- 経験2年以上
-
医師・看護師・保健師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床工学技士・介護支援専門員・臨床検査技師・救命救急士・放射線技師・介護福祉士
- 経験3年以上
-
准看護師
受験資格は、経験年数が2年もしくは3年を経過している方を対象としており、職種で分かれています。
超高齢化社会では、状態が悪化するするリスクのある患者さんや利用者さんが、在宅で様々な支援を受けながら生活する可能性が高くなります。その点を考慮して、看護師に限らずリハビリスタッフや介護領域など様々な職種を対象としている点が大きな特徴だと思います。
受験申し込み方法・受験料
1.受験申込フォームより受験申込・受験料の支払い
2.ご自宅に受験申込書類一式が届く
3.認定審査申請書に必要事項を記入
4.実務経験証明書に必要事項を記入
5.本人確認書類のコピーを用意
6.上記の3点(3.4.5)を返信用封筒に入れて郵送 締切:2023年4月27日
受験資格該当審査が実施されます。
日本全国260ヶ所のテストセンターで受験が可能
・2023年5月15日(月)〜2023年5月28日(日)に自身が希望した試験会場で試験を実施
・2023年7月上旬に試験の合否が送付される
- 受験料:10,000円
- 登録料:10,000円
申し込み方法や登録料は、日本急性期ケアのホームページを参照し記載しています。詳細は日本急性期ケアのホームページを参照下さい。
急性期ケア専門士カリキュラム
急性期ケア専門士カリキュラムでは、急変発見時の初期対応や症状別のアセスメントをはじめとして、災害看護や家族支援、終末期ケアなど様々なカリキュラムになっています。
私自身がこのカリキュラムでいいなと感じたのは、急変発見時の初期対応や症状別のアセスメントです。
急変発見時の初期対応では、私の勤務している病院ではBLSは必須で無料で受講していますが、ACLSでは金額を払い受講しています。ACLSについての知識も学ぶことができ資格も取得できるのは非常にお得感があると感じました。
学びを深めるのに損得勘定はいけないと思いますが、、、笑
そして、症状別のアセスメント(意識障害 / 呼吸困難 / 胸痛 / 腹痛 / 吐血 / 腰背部痛 / 頭痛 / 失神 / 痙攣 / めまい / 麻痺 / 発熱)では、発熱やめまい、頭痛などの症状は、在宅領域や施設など医師が常駐していない施設などで判断に迷う際のアセスメントに役立つと思います。
確かに胸痛や麻痺はすぐに救急車や医師へ報告するけど、発熱やめまい、頭痛などは判断に迷う時があるかも。
臨床に役立つ知識を学べそうだよね!
【急性期ケア専門士】を取得するメリット
- 自分自身のスキルアップにつながる
- 仕事に対するストレスが緩和される
- 転職に有利に働く可能性がある
【急性期ケア専門士】を取得するメリットとして、「自分自身のスキルアップにつながる」「仕事に対するストレスが緩和される」「転職に有利に働く可能性がある」があると思います。
厚生労働省によると、高齢化社会において下記のような地域包括ケアシステムの構築を推進を考えています。
2025年(令和7年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進
引用:厚生労働省ホームページ
このことから考えらることは、在宅での医療・看護や介護の提供が重視されていきます。その中で重要となるのは、急変時の初期対応や症状に対するアセスメント力だと思います。患者さんや利用者さんを、今まで以上に的確にアセスメントする事が求められます。
その中で、【急性期ケア専門士】を取得するために学ぶ知識は、「自分自身のスキルアップにつながる」事や、不安も持ちながら仕事する事でストレスを感じるため、知識を補うことで「仕事に対するストレスが緩和される」と思います。
また、知識を有する事で「転職に有利に働く可能性がある」と思います。
新たな場所で自分自身の知識を活用したい方や、ストレスが多い職場で悩みを抱えている方で転職を考えている方は、下記の記事を参照下さい。
【急性期ケア専門士】合格にするためにおすすめの勉強法
協会認定テキスト及び時事問題
急性期ケア専門士試験の出題範囲は、「協会認定テキスト及び時事問題」になります。
この出題範囲を網羅しているは、「協会認定テキスト」になります。この協会認定テキストを完璧にマスターすれば合格に近づくと思います。
また、その他の出題範囲として時事問題が挙げられています。この時事問題は何が出題されるかはわかりません。
まぁ、医療系における時事問題と言ったらあれだよね!?
だよね!名言はしませんが、ここ数年は医療現場は大混乱だったもんね!きっとその可能性が高いよね!
合格が全てではなく、その過程でどのような学びを得たかが大切だと思います。ですが、合格して資格を取得することに越したことはないので、この「協会認定テキスト」を繰り返し見直し学びを深めることが大切だと思います。
【急性期ケア専門士】以外の急性期領域における様々な資格
【急性期ケア専門士】以外にも急性期領域には様々な資格があります。ここでは、【急性期ケア専門士】以外の資格として、認定看護師(Certified Nurse)・専門看護師(Certified Nurse Specialist)・集中治療認証看護師(ICRN・ICRN-K)をご紹介します。
- 認定看護師(Certified Nurse)
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特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的
引用:日本看護協会ホームページ認定看護師(Certified Nurse)には、A課程とB課程がありA課程認定看護師教育過程は2026年で終了となり、今後は特定行為が含まれているB課程認定看護師過程へ切り替わっていきます。
A課程とB課程では時間数は違いますが、専門領域に関して600〜800時間程度学び取得する資格になります。入試試験等もあるため準備期間を考えると、取得までに時間がかかりますが学びは多いと思います。
- 専門看護師(Certified Nurse Specialist)
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専門看護師制度は、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかることを目的
引用:日本看護協会ホームページ現在は14分野あります。
専門看護師(Certified Nurse Specialist)になるためには、看護系大学院修士課程修了者で、日本看護協系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得し認定審査で認定されて取得する資格になります。
この資格も取得までには、かなりの時間を要す資格ですが学びは多いと思います。
- 集中治療認証看護師(ICRN・ICRN-K)
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日本集中治療医学会では、重症患者に対する標準的な看護を提供できる看護師の能力の認証を行います。加えて、過去に集中治療室等での勤務経験はあるが、現在は集中治療室等以外の一般病棟等で勤務している看護師に対し、重症患者に対する標準的な看護を提供できる知識を有していることに対する認証を行います。これらの認証により、集中治療看護の質の標準化と向上、および集中治療に対する需要が急激に高まるような非常事態に、集中治療看護を行うことが期待される看護師の育成と普及を行います。
引用:日本集中治療医学会ホームページ集中治療認証看護師(ICRN・ICRN-K)は、日本集中治療医学会が認証する資格になります。
特定集中治療室管理料、救命救急入院料、小児特定 集中治療室管理料を算定している治療室で、気管挿管中の人工呼吸管理下の患者で、かつ、 観血的動脈ラインの管理を要する看護を日常的に行っている方を認証する制度です。
試験を受け合格すると認証され、自分自身の知識を再認識できる良い制度だと思います。
急性期領域には様々な資格や認証制度があるんだね。
自分自身に合った資格や認証制度を受験して、スキルアップにつなげることが大切だね。
まとま
今回の記事では、【急性期ケア専門士】についてご紹介しました。
今後は、高齢化社会において地域包括ケアシステムの構築を推進されます。今まで以上に在宅における看護師や介護士、その他のコメディカルにはアセスメント力が求められる時代が来ることが予測されます。
そのアセスメント力を向上する一つの方法として、【急性期ケア専門士】の資格取得はおすすめだと思います。
今回の記事が、急性期病院や在宅、施設などで働く看護師や介護士、その他のコメディカの皆さんの参考になれば幸いです。